スイス には、日本と違い地震があまりないために、築年数が１００年以上のものが、かなり存在します。

何度も改装をしているので、かえってお洒落な仕上がりになっており、古家を特に好む方々もいるくらいです。また、一般的に築30年以上の物件となりますと、洗濯機が部屋についておらず、地下の洗濯室を共同で使うと言うことが通例となっております。また、乾燥機を使うという習慣もありますので、洗濯室には、硬水のための高温洗濯機と乾燥機がついているというのが基本となっております。マンションによっては、洗濯したい日をカレンダーへ書き込み式にしたり、曜日が元々決められていてその曜日しかできないもの、時には一ヶ月に２回しか回ってこない等というマンションも実際にはございます。各家庭に洗濯機があるという日本人にとっては、この点は注意すべき選択肢となると思います。

　また、スイス特有の『Ruhezeitー静かにするべき時間』設定があります。夜の１０時から朝７時まではあまり物音を立ててはならず、浴槽へのお湯はりや、中にはシャワーも禁ずる様なマンションなども存在いたします。

またお昼休みも１２時から１３時半までは、掃除機をかけたり、楽器を弾いたり、大きな音で音楽を聞くと言うのも好ましくありません。また日曜日は安息日となっているので、掃除機や洗濯機、芝刈り機などを使うことは、慎むべきものとされています。新しいマンションではかなり柔軟にはなってきておりますが、古いマンションとなると昔の習慣が残っている場合がありますので、内覧に行く場合にはそこもご確認されると良いかと思われます。